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食べ慣れた料理を牛乳で作る

乳製品が好きです。
牛乳そのものより、牛乳からできているチーズやパンナコッタ、グラタンなどミルク味が大好きです。

以前、べつやくれいさんが通常は牛乳を使わないデザートのもとを集めて牛乳で作ったらどうなるかを試す記事「牛乳で作ったらうまいのでは」を書いていらっしゃいました。
どれもさぞミルキーで濃厚なおいしいものになるだろうと思ったのに、牛乳っぽさが消えるものもあって意外でした。

牛乳は、合わせるもの次第で気配を消す。
ということは、通常牛乳を使わない料理を牛乳で作ったらどうなるのか。
隠し味として味をマイルドにしてくれる一方で、その存在を気づかれないのではないか。
そこで、通常水もしくはだし汁で作る料理を牛乳で作ってみたいと思います。

今回試すのは以下の4つの料理。

1 肉豆腐
2 肉じゃが
3 マーボー春雨
4 白米


では肉豆腐から行ってみます。


1 肉豆腐

肉豆腐はお肉と長ネギ、豆腐などをお醤油ベースの汁で煮る料理。
今回はこれをだし汁ではなく牛乳で作ってみます。

検索すると、肉豆腐は牛肉&長ネギで作ることが多いようなのですが、我が家は豚肉で作ることが多いです。
牛肉を使うなら、すきやきとの違いがなくなって肉豆腐の存在理由がわからなくなってしまうので…。

すきやきはあきらかに「ごちそう」ですが、肉豆腐は「普通のおかず」。
肉豆腐って味付けはほとんどすき焼きと変わらないと思います。
それなのに肉豆腐まで牛肉で作ると、肉豆腐が一気にごちそう化してしまい気楽に食べられるおかずではなくなってしまうのではないかと…。

というわけで前置きが長くなりましたが、豚肉&たまねぎで作るこちらのレシピを参照しました。

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豚肉を炒めて、お砂糖とお醤油を入れたところまでは普通。

さて、ここで牛乳を200cc投入します。
CIMG0841 (480x360)

ここで通常であれば灰汁を取るべきところなのですが、灰汁らしきものがでてきません。

お醤油と牛乳の相性が心配でしたが、この時点ではにおいは普通の肉豆腐とあまり変わりありません。
普通よりちょっとにおいは甘め…?というくらい。

たまねぎとお豆腐を入れて煮ます。
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たまねぎの白、豆腐の白、牛乳の白、火が通って白っぽくなった豚肉の、白四重奏。

待っても灰汁が出ないので、このままホイルで作った落としぶたをして煮ていきます。
CIMG0844 (480x360)

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3分経って見てみたら、ぶくぶくがホイルを押し上げていました!

白い膜がいっぱいできていたのですが、これは牛乳を温めたときにできるあの膜みたい。

7分煮てホイルを取ったらこんな風になっていました。
CIMG0852 (480x360)

目立つ白い膜を取り除くと、つゆは真っ白というより薄く白濁した茶色のつゆになっています。
匂いも完全に肉豆腐。

盛付けてみました。
CIMG0853 (480x360)

家族に何も知らせずに食卓に並べて、さて夕食です。

家族の感想
・なし


牛乳が入っていることを気づかれませんでした。
そのため、普通に肉豆腐を作って食卓に並べたと思われた様子。

もっと「また変なことしてー」という反応を期待していたため、やや肩透かしを食らった感じ。
でも確かに食べてみるとまったく普通でした。
お豆腐と牛乳との相性を心配していたのですが、全然違和感なし。
牛乳嫌いの人でも気付かずに食べられるのでは。

ただ、味付けはかなり甘め。
そしてややコクが深い感じがします。
あと、普段なら飲まない肉豆腐のつゆがおいしくて、最後は飲み干してしまいました。
甘い味付けが好きな人なら普通の肉豆腐よりおいしいと思うのですが、牛乳らしさは生きていません。
膜を取り除く手間を考えると、普通に甘めの味付けの肉豆腐を作ればいいかなぁと思います。


牛乳肉豆腐の評価
おいしさ   ★★★★
肉豆腐らしさ ★★★★
牛乳らしさ  ★☆☆☆

  

食後に家族に正体をばらしてみると、そういえば今日の肉豆腐のつゆはちょっと白濁していると思ったとのことでした。


こんな感じで、牛乳は影を消し普通の肉豆腐になりましたが、ここでやはり牛肉を使うべきだったのではと思いました。
牛乳は牛の乳なのだから、牛肉を使う料理を作った方が統一したのではと改めて気付いたのです…。

そこで次は牛肉で肉じゃがを作ります!


2 肉じゃが

牛乳を温めたときにできる膜は、牛乳の中のたんぱく質や脂肪でできているらしい。
肉豆腐のつゆが白くならなかったのは、膜が分離することで牛乳のたんぱく質や脂肪が取り除かれるからかもしれません。
ということは肉じゃがも同じように膜が分離して、つゆが白くならないのでは。

肉じゃがのレシピはこちらを参考にしました。

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具材を炒めて、ここまでは普通。

ここでやはり牛乳を入れます。
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今回は400cc。

今回は肉豆腐のときより倍の量の牛乳が入ったせいか、例の膜がさらに多くでてきて取り除くのが大変でした。
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洗濯中かというくらいの泡だらけ。

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途中で面倒になって膜を取るのを放棄して、にんじん、合わせ調味料を入れて完成です。

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彩りに別に茹でたアスパラを加えましたが、かなり膜が残って、見た目が汚い…。
でもにおいは普通の肉じゃがと変わりなく、とってもおいしそう。
見た目のひどさとおいしそうなにおいのギャップが激しくて若干戸惑います。

盛り付けるとこんな感じ。
CIMG0908 (480x360)
普通の肉じゃがです。

牛乳の膜がだまになって残っていますが、つゆは肉豆腐よりも透き通った感じがします。
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ではこちらも食卓へ。

家族の感想
・何これ!今日の肉じゃがいつもよりおいしい!
・こんなおいしい肉じゃが初めてというレベル
・じゃがいもがいつもより煮崩れているけれどそこがまたいい
・なんだか洋風?あ、牛乳入れた?


今回は家族も牛乳に気づきました。
ただ、その前に肉豆腐を牛乳で作ったという自白済みの前科があるので、そこから推察されたようです。

それにしてもこの肉じゃがはおいしい!
今回も肉豆腐同様、通常よりも甘くマイルドですが、牛乳臭さは全くありません。
完全に肉じゃがです。

ただ、ほのかにクリームシチューの影を感じます。
お母さんが三口ガスコンロの前に立ってアルミ雪平鍋で作ってくれるのが肉じゃがなら、今回作った牛乳肉じゃがはIHのシステムキッチンでママがルクルーゼで作ってくれるようなイメージ。


牛乳肉じゃがの評価
おいしさ    ★★★★★(飛びぬけてます)
肉じゃがらしさ ★★★★
牛乳らしさ   ★★☆☆


煮込む料理に関しては、牛乳の膜が分離することがわかったので、今度は牛乳を全部吸収しそうな料理に挑戦します。


3 麻婆春雨

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スーパーで売っている麻婆春雨のもとです。
パッケージの右下にも小さく書いてありますが、材料要らず。
どこのメーカーのものでも基本的に春雨と麻婆ソースが入っていて、水と春雨を一緒にフライパンに入れて火にかけて、煮立ったら麻婆ソースを入れて完成です。

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今回は永谷園のものを買ってきました。
パッケージ裏の「麻婆春雨誕生の秘密」が面白かった。
ぶらぶら社員、いまはいないのだろうか…。美味しんぼの山岡さんみたいな感じかなぁ。
もしこういう役職が今もあるなら、すごい人気ポストで出世コースになっちゃいそう。
でも野心にあふれたぶらぶら社員ってパラドックスか。
ちなみに、永谷園のホームページではぶらぶら社員による麻婆春雨開発秘話が漫画になっていました。

さて、牛乳450ccと春雨を煮ていきます。
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今回は最初からかなりの違和感…。

春雨をほぐして、牛乳が沸騰したら麻婆ソースを投入。
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またもや泡がすごいことになっていますが、今回は膜が張っても取らずに放置。

そして完成したのがこちら。
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においは今回もとってもおいしそうです。
通常の麻婆春雨よりもやはり甘い匂いになっています。

ところが…このあとちょっと面倒なことに。
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ほかの料理を作っていて麻婆春雨を放っておいたら、春雨がどんどん牛乳を吸収して固まってしまったのです。

いくらほぐしても改善される余地がありません。
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そこでやむなく50ccミルクを追加。
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うーんどんどん見た目がひどくなっていく…。
まだまだほぐれないままだったのですが、とりあえず盛り付けることに。

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家族の感想
・春雨がくっついて食べにくい


味については触れられることがなく、食べづらいことに非難が集中しました。

肝心の味の方はおいしいです。
私は辛いものが苦手なのですが、辛みも牛乳がマイルドにしてくれて味に関しては食べ易い。
肉豆腐や肉じゃがと異なり、牛乳効果でいつもの麻婆春雨とは別物になっていました。
なんだかココナッツミルクのような味がします。

味は美味しいのですが、固まってしまうのは要改良。
ここに至って、キュウリは牛乳より水分が多いということを思い出しました。
ということは牛乳で春雨を戻すには、水を使うときよりもたくさん入れなければいけなかったのか。

牛乳麻婆春雨の評価
おいしさ     ★☆☆☆(味はいいけれど食べにくい)
麻婆春雨らしさ ★☆☆☆(食べ慣れた麻婆春雨とは違う味)
牛乳らしさ    ★★★☆(牛乳というよりココナッツミルクみたい)


4 白米

最後に、お米を牛乳で炊いてみたいと思います。
気になるのは、麻婆春雨で知った牛乳の水分量の少なさ。
通常お米を炊く時入れる水より多く入れなければならないのでは。

そしてもう一つ懸念されるのは牛乳の沸点。
お酒でお米を炊くときは、お酒の沸点が水よりも低いことを考慮しないといけないらしい(「酒で米を炊いてみた」を参照しました)。

でも、牛乳の沸点は何度なんだろう。
検索してみたのですが、いろんな説がありわけがわからず、また普通に炊いてうまく炊けなければそれはそれで実験になるのではということで、通常通り炊飯器で炊いてみることにしました。

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いろいろ考えるのが面倒になっちゃいました。すみません。
そして我が家は無洗米のため、研ぐときの水についても考える必要なし!
純正牛乳ごはんが炊けるはず!

一応水分量だけは多め(2割増しくらい)入れています。
というわけでボタンを押して炊飯!

ごはんが炊けるときのにおいやパンを焼いているときの甘いにおいって、幸せのにおいだと思います。
今回の牛乳ごはんはというと、炊いているにおいは明らかにいつもと違います。
ミルキーというか、ピラフのときのような香りです。

焦げ付くことを心配していたのですが、最後までいいにおいのまま炊きあがりました。
さてオープン!
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なんだか黄色っぽい…。
肉豆腐や肉じゃがのときは白濁茶色つゆだったし、なかなか牛乳感満点の真っ白の姿にお目にかかれない…。

かき混ぜてみたらお焦げができていました。
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でも焦げくさい焦げではなく、茶色い膜みたいになっています。
また膜…。

お茶碗によそってみました。
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いつものごはんと比べて、粒が潰れています。
ごはん一粒一粒が立っている!!の真逆。

お焦げも心配だし、ちょっと今回はあまりにもな外見だったため、家族に披露する前に一人で味見。
食べてみたら、アルデンテということもなくちゃんと炊けていました。
朝炊いたごはんを炊飯器の保温機能に入れたまま夜になっちゃった、というくらいでしょうか。
ややぱさつきますが、ぼそぼそしているわけではありません。

味は普通のごはんとは違って甘め。
決してまずくはなく、独特のミルキーな味わいがあります。
ミルキークイーンというお米がありますが、もしかしてこんな味なのだろうか…。

しかし、これをこのまま家族に出すのはためらわれます。
なんといっても家族はみんな私より年取っているので、一食一食の食事はとても重要だと思うのです。
あと何回食事ができるかということを考えると、貴重な一食にごのごはんを出していいのだろうか、いや牛乳ごはんは決してまずくはないのだけれど!!

ということで、こうしてみました。
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鮭と玉子そぼろの二色丼。
「牛乳ごはん」はマヨネーズが合いそうな味だったのです。
そこで、真ん中にマヨネーズをトッピング。


家族の感想
・あれ、なんかごはんに茶色いの混ざってるけど、これってかつおぶし??


気づかれませんでした。

牛乳ごはんの評価
おいしさ   ★★☆☆
ごはんらしさ ★★★☆
牛乳らしさ  ★★☆☆



まとめ
結果として、どれもおいしかったです。
1つくらい、食べられたものじゃないというものもあるかと覚悟していたのですが。
特に肉じゃがはおいしくて、今後も肉じゃがは牛乳で作ってもいいなと思いました。
ただ、どれも牛乳が「おいしく作用する」という感じで牛乳の牛乳らしさを発揮するわけではなかったので、乳製品好きとしてはやや物足りなさが残る結果となりました。
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コメント

はじめまして

デイリーポータルZから来ました。
肉じゃがに牛乳!!!
牛乳が美味しい北海道在住なのでこれは
ぜひやってみますね♪

Re: はじめまして

ボコさん

はじめまして!
デイリーポータルZから来てくださったとのこと、とてもうれしいです☆
コメントもいただきありがとうございます。

肉じゃがに牛乳は一番おいしかったです!
ぜひ乳脂肪の高い牛乳で試してみてください~。

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